定義
遺族扶助料とは、恩給制度における恩給のひとつのことをいい、恩給法に基づいて、退職した公務員が死亡した時にその遺族に支給されます。
解説
恩給制度は、かつての公務員の年金制度のようなものであり、現在は、共済組合制度に移行しています。
恩給(遺族扶助料)の対象となるのは、共済制度発足前(昭和34年以前)に退職した公務員の遺族に限られ、現職の公務員が死亡しても、遺族に恩給(遺族扶助料)は支給されません。
受給権利者は、 1.配偶者(戸籍上の妻又は夫) 、2.未成年の子 、3.父母、 4.重度障害で所得の少ない成年の子、 5.祖父母、の順で、 先順位者の受給権利者がいない場合に、後順位者へ支給される仕組みです。